第59回エルヴィン・フォン・ベルツベルツ賞 1等賞は樋口真人氏

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日本の近代医学の発展に貢献したドイツ人医師エルヴィン・フォン・ベルツ(Erwin von Bälz)博士の名を冠した第59回ベルツ賞(ベーリンガーインゲルハイム社)の贈呈式が12月2日、駐日ドイツ連邦共和国大使公邸にて執り行われました。優れた医学論文に贈られる「ベルツ賞」の今年のテーマは「アルツハイマー病 -診断・治療・予防-」。1等賞受賞者には800万円、2等賞受賞者には400万円の賞金が贈呈されます。

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部 樋口真人部長の「アルツハイマー病および類縁疾患の病態解明研究ならびに診断・治療・予防法の開発」が1等賞を受賞しました。2等賞は、東京大学大学院医学系研究科 神経病理学分野 岩坪威教授の「アルツハイマー病:疾患メカニズムに即した診断・評価と疾患修飾による治療・予防の実現を目指して」が受賞。

1等賞受賞の樋口氏は、ウルム大学やフライブルク大学とも密接な研究協力関係を保持されています。

(写真は日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社提供)

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